2015年 11月 30日
深度合成試写PHOTO
この程、カメラ(E-M1)のファームウェアがバージョンアップ(Ver.4)され、「深度合成」という機能が新たに付きました。これはマクロ撮影時も手前から奥までフォーカスが合った写真が撮影できるという機能です。この他多くの機能が付きました。その中の一つ「フォーカス・ブラケット」は、最大999枚まで設定できる深度を変えて撮影できる機能です。撮影後はパソコンソフトにより合成します。
「深度合成」は1回のシャッターでピント位置をずらしながら8枚撮影し、カメラ内で自動合成します。もちろん被写界深度は絞るほど深くはなりますが、絞りすぎると回折で”小絞りボケ”つまり解像度の低下が起きます。
「深度合成」は最少絞りを超える深度でも回折の影響のない解像度が同時に得られるメリットがあります。
レンズはもっと増えてほしいのですが、今のところ3本限定です。補聴器などの小さい物体をマクロ撮影するのにも便利です。また風景写真などでも、近くから遠い所まで焦点を合わせた写真(パンフォーカス)を撮ることにも応用できます。
下の写真で上は通常の設定で撮ったもの。その下が深度合成を使って撮ったものです。中程にピントを合わせていますが、上の写真は手前(前ボケ)と奥(後ボケ)がぼけています。下の写真は手前から奥までピントが合っていることがわかります。
◆写真をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。
「通常撮影例(耳かけ型補聴器の内部)」
「深度合成使用時撮影例」(耳かけ型補聴器の内部)」
OLYMPUS OM-D E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
「深度合成」は1回のシャッターでピント位置をずらしながら8枚撮影し、カメラ内で自動合成します。もちろん被写界深度は絞るほど深くはなりますが、絞りすぎると回折で”小絞りボケ”つまり解像度の低下が起きます。
「深度合成」は最少絞りを超える深度でも回折の影響のない解像度が同時に得られるメリットがあります。
レンズはもっと増えてほしいのですが、今のところ3本限定です。補聴器などの小さい物体をマクロ撮影するのにも便利です。また風景写真などでも、近くから遠い所まで焦点を合わせた写真(パンフォーカス)を撮ることにも応用できます。
下の写真で上は通常の設定で撮ったもの。その下が深度合成を使って撮ったものです。中程にピントを合わせていますが、上の写真は手前(前ボケ)と奥(後ボケ)がぼけています。下の写真は手前から奥までピントが合っていることがわかります。
◆写真をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。
「通常撮影例(耳かけ型補聴器の内部)」
「深度合成使用時撮影例」(耳かけ型補聴器の内部)」
OLYMPUS OM-D E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO